学校日記

3月3日(金) 卒業を祝う会 3

公開日
2023/03/04
更新日
2023/03/04

1年生の部屋

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1年生の発表です。
「ありがとうの花」の合唱の後で手作りのメダルを6年生に渡しました。

こちらは教室に戻った後の事後のエピソードです。
「6年生に『ありがとう』の気持ちを伝えられてよかった。」
と感想を述べた子がいました。
担任が、その感想の背景を聞き出したところ、
「だって、お別れ(卒業した)したあとで、伝えようとしても、もう伝わらないから。」
と答えました。多くの一年生が共感していたようです。

国語科で学んだ物語教材「ずうっと、ずっと、大すきだよ」
の主人公の心情になぞらえて今回の行事をとらえているのでした。
このお話は、主人公が大切に飼っていた犬との交流を描いたお話ですが、主題は「言葉に出して気持ちを伝えることの大切さ」でもあります。
別れは寂しいけれど、大好きな6年生に素直な気持ちを伝えることができた満足感が表れているのです。

別れの悲しさをしっかり受け止めたうえで、前向きに行動することで相手の門出に向き合おうとする感性。何と素敵な感性でしょう。

教材で学んだことと、行事で体感したことを往還させて、その子の「学び」「感性の表れ」をしっかり価値づけていく。
これこそ、学校教育の醍醐味だと感じた瞬間でもありました。