進路説明会での校長あいさつの概要は次のとおりです。

　コロナ禍の中、修学旅行や合唱コンクール（藤が丘祭）も無事行えました。
　藤が丘祭の表彰式は、保護者はおられませんでしたので、ここでその一部を紹介します。
・作品展示やステージ発表が大変素晴らしく、楽しいものばかりでした。１，２年生が学校生活を送る上で、よい目標になりました。
・合唱コンクールはどのクラスも大変レベルが高く、特に３年生は、甲乙付けがたく素晴らしいものでした。日頃の友達関係があるから、２週間という短い時間でしたが、よくこれだけの完成度の高い合唱にしてくれました。
・いろいろな場面で、３年生が模範となって引っ張っていってくれた。

　ここでみなさんに、言葉をプレゼントします。「一寸先は闇」ではなく「一寸先は『光』」
　　この言葉は、呉中の先輩で、先生としても先輩が、私に教えてくれました。「一寸先は光」という言葉に私はずいぶん救われました。人生は辛いことばかりではないですね。楽しいことばかりでもありません。「辛い」ことがあるから、「楽しい」と感じるのです。
　コロナ禍の中、卒業していった先輩達は、「みんなと過ごしている時間が楽しかった。」と言っていました。みんなと過ごすことが「光」だったのです。５か月足らず、今の仲間と過ごせる時間を大切にしてください。そして、そういった中で、自分に向き合い、自分の将来についてじっくり考える大切な時期なんです。この時間を大切にしてください。
　「なりたい自分をしっかりもって、なれる自分を増やしていこう」と日頃、話しています。「なれる自分」を増やし、明るい未来を築いて下さい。「一寸先は『光』」です
　
　また、先生方は、人生の先輩です。いろいろな悩みについて、相談してください。よい考えがひらめくと思います。自信が湧いてきます。
　これからも、皆さんが保護者の方や先生と一緒に「なりたい自分」からどのように「なれる自分」にたどり着けるか一緒に考えましょう。

　保護者の皆様、本日は進路説明会にご出席いただき、ありがとうございます。この時期、お子さんの進路を考える上で、いろいろと迷うことや不安が多いかと思います。
　しかし、一番不安なのはお子様本人です。是非とも、お子様が心も体も共に健康で過ごせますように、そして人生の先輩として、心配りをしていただければと思います。
　困ったことや分からないことが出てきた場合は、遠慮なく、担任や学年主任と相談していただきたいと思います。

　また、今後の進路選択に関しては、私を含めまして、選抜資料作成委員会のメンバーで、生徒一人一人に応じた進路選択を丁寧に確認しながら進めてまいります。よろしくお願いいたします。