2学期始業式
- 公開日
- 2021/08/27
- 更新日
- 2021/08/27
最近の水中の様子
今日から2学期がスタートしました。コロナ禍による自粛疲れを心配していましたが、登校してくる生徒の皆さんの元気な笑顔を見ることができました。今日の始業式は密を避けるために放送で行いました。
<以下、校長先生の式辞>
全校生徒の皆さん、おはようございます。
2学期が始まりました。
皆さんが元気に登校してくれることを心待ちにしていました。
ただ、始業式の式辞は、今回は放送で行うこととなり、皆さんの表情を見たり、挨拶の声を聞いたりできないのが、とても残念ですが、コロナ感染による欠席者もなく、全校生徒の皆さんが元気に登校してきてくれたことを聞いてうれしく思っています。
是非、担任の先生に元気な顔を見せて、休み中の出来事、今の思いなどを話してください。
今年の夏休みは昨年よりもたっぷり時間はありましたが、コロナの感染状況の悪化のため、家族で旅行したり、親戚の方々が集まって会食したりすることができず、残念だった人も多いのではないかと思います。
特に後半は、部活動や体育大会の団活動ができなくなるなど、制限が強化されましたね。
そんな夏休みでしたが、今年は、東京オリンピックが開催されました。自国で開催されるオリンピックでしたが、コロナの状況下での開催について賛否があり、結局、無観客で行われることになり、テレビでの観戦となりました。
大会では、日本人の活躍に多くの感動をもらい、大会が1年延長された中で、選手の皆さんがここに参加されるまでの過程や努力を知ることなどから多くのことを学びました。また、皆さんと年齢の近い選手が何人もメダリストになったことも記憶に残りました。
心に残っているシーンは、一人一人違うと思いますが、この夏、思い通りに行動できない中で、心の中に熱いものをもらった気がします。
さらに、現在、パラリンピックが開催されています。先日の開会式では、各国の選手がオリンピックにも劣らない笑顔あふれる表情で入場されたことが印象に残りました。誰にどのような障害があるかわからないほどで、皆同じ人であることを感じさせられました。
余談になりますが、私は今、「障害がある」と言いました。たまに「障害をもつ人」という言葉も聞かれますが、正しくは「障害がある人」です。「障害をもっている人」はいないのです。「たまたま障害がある人」なのです。今後の人生で、この言葉を使うときには、覚えておいてください。
しばらくの間、パラリンピックが続きます。いくつかの競技がテレビで放映されます。
皆さんには、是非、一つでも多くの種目を見て、何かを感じ、学んでほしいと思っています。
今後、皆さんが過ごす人生の中で、性格、性別、人種、障害のある人ない人等、ますます多様な人たちとともによりよく生きる、「共生」をしていかなければなりません。今、現在も教室にいる自分とは必ず違うところがある仲間とお互いに認め合いながら「共生」していますよね。
パラリンピックがそのようなことを考える機会になればと願っています。
さて、今、これまでにないほどコロナの感染状況が拡大しています。
富山県には「まんえん防止重点措置」が発令されており、富山市は、その対象区域になっていることは、すでに皆さんも知っている通りです。
残念ながら、体育大会も校外学習も予定通りには実施できず、延期や縮小しての実施とせざるを得なくなっています。しかし、自粛や我慢の中にも生徒の皆さんと共にできることを私達教職員も精一杯の力を発揮して、取り組んでいくつもりです。
皆さんももう気づいていると思いますが、このような時、家族や身近な仲間と支え合うことってとても大事ですよね。本当につらいとき、今のような我慢のときにこそ家族や友達が大切さを感じている人も多いのではないと思います。
今は、思うようにいかない苛立ちや失望をこらえて、支え合った向こうに笑顔で過ごせる日があると信じるしかないと思います。
そのために、まだまだ制限があるかもしれませんが、感染対策について先生方の指示に従うこと、自らうつらない、うつさない行動をとることをお願いします。
最後に水橋中学校の生徒の皆さんと先生方でなんとか、このコロナの状況を乗り越え、みんなよかったと思える2学期にしたいと思っています。