始業式
- 公開日
- 2022/01/11
- 更新日
- 2022/01/11
学校行事
1月11日(火)
今日から新学期が始まりました。事件・事故に巻き込まれることなく元気に登校できたことをうれしく思います。
式辞では、2学期終業式で紹介した森藤さんの言葉から思い出したという、14〜5年前に読んだ宮本延春さんの自叙伝の話をされました。宮本さんは小学校でいじめに遭い、学校も勉強も嫌いになりました。中3になっても漢字は自分の名前だけ、かけ算九九は2の段まで、英単語はbookしか知らなかったといいます。16歳で母が病死、18歳で父も病死して天涯孤独となって、仕事も転々とし貧困の中でもがき苦しみましたが、ある会社でよき理解者に出会い、さらにある女性と出会ったことで人生が一変しました。その女性が持ってきた「アインシュタインの相対性理論」のビデオを見て、物理に強い興味をもち、23歳で勉強を始め、24歳で定時制高校に入学し、27歳で超難関といわれる大学の物理学部に入学し、大学院を経て数学教師になりました。限界を作らず、大きな夢に向かってひたすら勉強しました。森藤さんの言葉を実践したといえます。
そして、3年生には「目の前に迫る『進路の選択』は大きなことかもしれませんが、そこで人生が終わるわけではありません。選択した先でどんな力を付けるかが重要です。どんな選択にも失敗はありません。その選択が正解だったといえるようにするのは自分次第です。」と、1年生には「4月に後輩ができます。先輩として手本となれるように」2年生には「いよいよ最高学年になります。体育大会等の学校行事では中心となってリーダーシップを発揮できるように」とそれぞれ3学期にその心構えと力を蓄える学期にしてくださいと伝えました。