学校日記

12月29日(火) 今日は何の日?(出典:ダレトク雑学トリビア)

公開日
2020/12/29
更新日
2020/12/29

全学年

■シャンソンの日■
            
 戦後のシャンソンブームを支え、数々の名曲を生み出した東京・銀座の老舗シャンソン喫茶「銀巴里(ぎんぱり)」が、1990(平成2)年12月29日に閉店したことを偲び、後世にも語り継いでいくべき一時代を築いた文化のひとつであるとして制定された記念日。

 シャンソンは、フランス語で「歌」の意味。日本では、「フランス語の歌」という意味合いで用いられることが多い。

 銀巴里は、シャンソンを映画程度の料金で聞いてもらいたいとの思いから、コーヒー付き1,800円で長年消費税等も取らず営業を続けておりました。が、時代や地価高騰もあり、止む無くお店をたたむことに…。銀巴里で行われた最後のショーには、同店で数多くのステージを重ねてきた美輪明宏氏が立ち、銀巴里の最後の幕を飾りました。

 現在、跡地となる銀座七丁目9番11号付近には石碑が建てられております。



■清水トンネル貫通記念日■

 1929(昭和4)年12月29日に、上越線の群馬・土合(どあい)駅〜新潟・土樽(つちたる)駅を繋ぐ清水トンネルが貫通しました。開通は、1931(昭和6)年9月1日。清水トンネルの開通により、東京〜新潟間の移動距離を約100km弱短縮することに成功しております。

 そのため、コストや時間等、多くの面で経済効果をもたらした他、太平洋と日本海を最短で繋ぐ鉄道ルートとして活躍し続けております。当時、日本海側と太平洋側を結ぶルートは乏しく、各方面から交通路が待望視されていたものの、北アルプス山脈の険しい山々を貫通させること自体が難しい作業だったこともあり、約7年のべ240万人を費やした難工事となりました。

 全長9,702mの清水トンネルは、貫通当時「日本最長の鉄道トンネル」として注目を集めました。以後、時代のニーズに合わせる形で鉄道ルートが新設され、清水トンネルは、清水峠3トンネル「清水トンネル(上越線・上り専用車線)」「新清水トンネル(上越線・下り専用車線)」「大清水トンネル(上越新幹線用車線)」の各名称で3本のルートが通っております。

 ちなみに、川端康成の小説『雪国』の冒頭部分「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」の箇所は、清水トンネルのことだとされております。

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