学校日記

1月2日(土) 今日は何の日?(ダレトク雑学トリビア)

公開日
2021/01/03
更新日
2021/01/03

全学年

■初夢■
                   
 一般的に、1月2日の夜から1月3日の朝にかけてみる夢が「初夢」と呼ばれております。近年では、1月1日の夜〜2日の朝、もしくは(日付は関係なく)その年に初めて見た夢ともされております。

 また、初夢で見た夢によってその年の吉凶を占う風習が室町時代の頃からあり、初夢でいい夢を見るには、七福神の乗った宝船の絵に「永き世の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな(ながきよの とおのねむりの みなめざめ なみのりふねの おとのよきかな)という回文の歌を書いて、枕の下に入れて眠るのが良いのだとか。

 回分とは、頭から読んでも後ろから読んでも「出現する文字の順番が変わらない」「言語として意味を成している」文のこと。

 仮に初夢で悪い夢を見た場合は、起きたら宝船の絵を川に流して縁起直しをするのが良いとされております。

 初夢に見る夢として縁起がいいとされるものの代表として「一富士(いちふじ)二鷹(にたか)三茄子(さんなすび)」があります。

 これは、江戸時代、古くからある富士山信仰の強かった団体が東京・駒込にあり、活動場所を駒込富士神社として祀っておりました。その周辺には鷹匠屋敷があり、また当時駒込では茄子が名産だったため、それらを関連付けてできたとする説が有力となっております。

 また、四以降は、四扇(しおうぎ・よんせん)五煙草(ごたばこ)六座頭(ろくざとう)等々、文献によって違いが見られ、地域伝承でもいろんなバージョンがあります。