美術室会場で、防衛大臣、外務省勤務等の経験のある拓殖大学総長の森本敏先生は、「中高生のうちにすべきこと」として、3つお話しいただきました。
1:「書くこと・話すこと」を正しく行う力を身につけること。
日本語の能力とは、論旨が明確であること、主語・動詞がはっきりしていることをいう。その力を身につけるために、正しい文を読むことが大切。小説や伝記、名作・名文を読み、「言葉・書き方、表現の仕方」を覚えよう。
2:生涯にわたってenjoyできる趣味・特技を身につけること。
お金をかける必要はない。悔しさ、闘争心が身に付き健康維持にも役に立つから、できればスポーツをしよう。
3:余裕があればボランティアをすること。
人間社会では人のために尽くす、奉仕する心がけを捨てないことが大切。また、働くことについては、「一生かかって自分の仕事を貫くことができる」仕事に就くことが大切。
最後に、今、思う理想の世界とは、「人のために動ける社会、法律に基づいて社会を維持することのできる(国際秩序)世界が理想。世界が皆豊かに、平和になるために、我々兄にはどういう努力が必要かを考えよう。そういうことを含め、中学、高校の勉強が一生を決める」とお話しいただきました。