３日目は、朝食から野外炊飯を行いました。火起こしでは、１日目のリベンジを果たそうと、どのファミリーも諦めずに何度も挑戦しました。火がついたときには大きな歓声が上がり、子どもたちの表情も誇らしげでした。
　

　キャンドルサービスは、子どもたちが企画・進行しました。心を落ち着かせ、仲間と共に過ごす夜を楽しみました。

　のこぎりや小刀を使って、自分だけの竹スプーンを作りました。職人のように黙々と活動する子どもたち。完成したスプーンを見つめながら「家に帰ったら、スプーンにリボンをつけて飾ろう」「使いたいけれど、もったいなくて使えないな」などと話す姿から、大切にしようという思いが伝わってきました。

　２日目は、森小屋作りをしました。
　１日目にファミリー活動がうまくいかなかったと話したAさんは、「重い丸太や大きな板は、一人で運ぶことができないでしょ。みんなでかけ声をかけながら運んだり、相手が嫌な思いをしないように言葉を選んだりしたら、仲よく活動できた」と嬉しそうに話しました。続けてAさんは、「宿泊学習の私の目当ては『仲間と協力すること』だけど、１日目はうまくいかなかった。でも、仲間を気遣うことを意識したら、結果が大きく変わって嬉しかった」と話しました。
　子どもたちは、協力することの大切さを理解すると同時に、実際に行動する難しさも感じていました。仲間と共に一つのことに取り組む中で、協力することについて改めて考えを深めた子どもたちです。

　食堂での夕食の様子です。食事係がてきぱきと準備し、みんなでおいしくいただくことができました。

　午後からのファミリー活動では、悪天候のために予定していた活動をすべて行うことができませんでした。しかし、子どもたちは前向きです。「五右衛門風呂のために薪割りしよう」「雨が上がったよ！散策のチャンスだ！」と、できる活動を工夫しながら楽しんでいました。

　１日目の野外炊飯は、焼きそば作りです。ファミリーで協力しながらてきぱきと調理し、おいしい焼きそばを食べることができました。昨年度の宿泊学習でも焼きそば作りをしたことを振り返りながら、「４年生のときは、ベビースターラーメンみたいな麺になってしまったけれど、今年は大成功！みんなでたくさん話し合ったからだね」と満面の笑みで話す子どもたちの姿が見られました。
　事前に作り方を調べたり、役割分担をしたりと、準備を重ねてきたことが生かされたようです。

　５年生は、１１月１３日（月）〜１５日（水）の２泊３日で、富山市子どもの村へ宿泊学習に行ってきました。
　出発式や入所式では、代表児童が宿泊学習に対する思いを力強く語りました。
　子どもの村の方のお話を真剣に聞き、これからのくらしへの期待に胸をふくらませる子どもたちです。

　家庭科の調理実習ではごはんとみそ汁づくりに取り組みました。前回は出汁の風味を味わい、今回は実際に具材を入れ、具材の美味しさをプラスしたみそ汁にしました。煮干しから出る香りをかぎ、給食後にも関わらず、美味しそうと口々にする子どもたちです。
　自分や家族好みの具材を選び、家庭でも実践できたらと思っています。

　区域音楽会で披露した楽曲を今日は全校に向けて体育館で発表させていただいたり、全校歌声タイムに向けて取り組んだ歌を合唱したりしました。自分の目当てを新たに、明日からも取り組む５年生です。