学校に戻った後、午後からは見学させていただいたり伺ったりしたお話を材料にして、クロムブックを活用してまとめました。残念ながら今年度は「14歳の挑戦」を実施できませんが、働く人たちの様子を見たり、直接お話を聞いたりできる貴重な経験になったと思います。
機電工業会の皆様、各工場、企業で準備や案内をしてくださった皆さんありがとうございました。おかげで有意義な活動となりました。

　富山村田製作所を見学した班は、会社概要や仕事内容を説明していただいた後、電子部品の製造工程を実際に見学しました。自転車に乗ったロボットのスーパーテクニックを目の当たりにし、技術力の高さを感じていました。

　北陸電気工業を見学した班は、富山の物づくりや会社概要についての説明をお聞きした後、工場見学や製品の体験をさせて頂きました。よく見聞きする有名な企業へも製品を提供されており、その一部に実際に触れさせて頂いたのは貴重な体験でした。
　説明の中で、「お客さんや一緒に働く従業員の方たちからの“ありがとう”の一言が仕事のやりがいにつながっている」というお話があり、生徒たちの勤労観の養成にもつながる機会となりました。

　廣貫堂さんを見学した班は、薬の歴史について教えていただいたり、工場の様子を動画で見せていただいたりしました。配置薬の文化は富山発祥であることや、自分たちが暮らす呉羽にも工場があることなどを知って驚くと共に、「富山の薬」を誇りに思ったようです。

　日産化学富山工場を見学した班は、電子材料の製造工場や研究所の見学をしました。理科の授業で勉強した硫酸やアンモニアの作り方を見ることができ、理解が深まったようです。

　ハナガタさんの本社工場を見学した班は、仕事内容について教えていただたり、製造工程を見学させていただいたりしました。ノート等の商品をラッピングする様子を実際に見せていただき、体験もしてきました。機械の精密さに驚いていました。

石金精機さんの本社工場を見学する班では、最初に会議室で富山県のものづくり産業の状況や会社の様子を説明していただき、その後、ものづくりの現場を見学しました。CM や写真などではなく生で見る様子に迫力や緊張感、働く魅力を直接感じることができたようです。その後、働く喜び、コロナ禍の影響などについて、質問したことに答えていただきました。

あいにくの雨天になりましたが、午前中の日程で、企業見学を中心とする校外学習を行いました。富山県機電工業会のご協力により、希望調査を取った上で決定した六つのコースに分かれて、富山市内のものづくり（製造業）関係の企業を訪問しました。

　生徒の考えている質問事項を見てみると、仕事内容だけでなく、「働く」ということについての質問も多くありました。
　企業見学を通して、たくさんのことを吸収してきてほしいなと思います。

　明後日の企業見学に向けて班別で学習を進めました。
　見学後のまとめ学習の仕方を確認したり、班別に質問の最終確認をしたりしていました。