総合的な学習の時間では、ある子が最近の体験を話してくれました。

「この前、コンビニにいたら車いすに乗ってる人に会ったんよね。その人は、お年寄りで･･･」

　コンビニで出会ったお年寄りの方について話し始めました。その子から見たら体が不自由なように見えたようです。その子が、

「大丈夫ですか？」

とお年寄りの方に声をかけると、

「大丈夫ですよ。」

と答えられたようでした。

　クラスのみんなに自分がその場にいたらどうしていたかを問うと、様々な意見が出てきました。

「俺だったら、ちょっと怖くてしゃべりかけれないと思う。」

「声をかけたい気持ちはあるんだけれど、相手が傷ついたらと思ってしまう。」

「家族とか友達がいたら声をかけれると思うんだけれど･･･」

　知らない人に声をかけるのは、勇気がいりますよね。しかし、声をかけた子は、

「学校の総合で体が不自由な人について学習してるから、声をかけた方がいいなって思いました。」

とみんなに伝えていました。学習が生きて働いた経験を聞くことができ、そこからさらに知りたいことを調べようとする姿が見られました。