5時間目のスタートの時間、担任は少し遅れて教室に戻りました。

　すると、なんと教室の中では、子供先生による授業が始まっていたのです。

子供先生１　「今日は、『ものの名まえ』の振り返りですよ。椅子だけ持ってここに集まりましょう」

子供先生２　「では、私は透明人間になりますから、子供たちだけで話合いを進めてください」

子供１　　　「ものには、まとめてつけた名前と一つ一つの名前があることを初めて知りました」

子供２　　　「お店屋さんごっこをして、２・３年生がきてくれたことがうれしかったです」

子供先生１　「では、ぼくがここに○を書くので、お店屋さんごっこをしたときのみんなの気持ちの顔をここにかいてください」

　先生役が担任の口調や授業の進め方になっていることには驚きました。担任は、後ろから見ていたのですが、黒板まで完成したことにはさらに驚きました。

　もうすっかり自分たちで今やるべきことを考えられる子供たちです。

「楽しかったから、明日も遅れてきてください」とお願いされました。