学校日記

8月27日(金) 2学期始業式

公開日
2021/08/27
更新日
2021/08/27

そ の 他

 8月27日(金)、2学期始業式が行われ、佐伯校長先生から、以下のような式辞がありました。

 式辞

 全校生生徒の皆さん、おはようございます
 36日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。
 まずは、生徒・教職員の皆さん全員が「命を落とさず」「大きな事故・怪我もなく」元気で、2学期始業式を迎えられたこと、大変うれしく思います。 

 ところで皆さんはどんな夏休みを送りましたか?

 1学期の終業式で、皆さんには「自分をレベルアップさせるために何かに『挑戦』する夏休みにしてください」とお話ししました。
 1学期より、少しでもレベルアップした自分になりましたか?

この夏休み中には、いくつもの挑戦がありました。
運動部ではたくさんの生徒が北信越大会や全国大会に出場し「本気」で競い合いました。このあと受賞伝達でたくさんの人が紹介されます。勝敗にかかわらず、他県の選手と競い合うことで、多くのことを学びレベルアップしたことでしょう。
文化部でも、吹奏楽部の北陸大会出場や演劇部の放送コンテスト全国優良賞と好成績を残してくれました。合唱部も県の合唱コンクールに「挑戦」するなど、たくさんの皆さんの活躍があった夏休みでした。
 また、3年生は部活動を引退し、学習面の切り替えをしっかりして、本気で勉強に取り組みレベルアップした人もいると思います。

 2学期、成長した皆さんの姿を見ることを楽しみにしています。

 さて、皆さんも知っているとおり、今日本は「新型コロナの感染者」が爆発的に増加しています。「デルタ株」という、感染力が高い「変異株」が現れ県内でも新規感染者が100人を超える日が何回も出ています
 富山県は、8月16日より警戒レベルを「ステージ3」に引き上げ、中でも富山市は来月の12日まで、「まん延防止等重点措置」の適用地域となりました。

 これを受けて富山市教育委員会から、富山市内の小中学校に、「まん延防止措置」及び「ステージ3」の期間中は、学校行事を延期または中止するように指示が出されました。
 さらに夏休み中の登校日や部活動の中止の指示も出され、みなさんの登校日や部活動、団リーダーの活動もストップしました。

 この指示によって本校では、大きく影響する行事が、9月3日開催予定の「運動会」です。
 すでに夏休み前から準備を進め「運動会実行委員会」や「団リーダー」「係生徒」が中心となって出場競技や応援内容、運動会の要項やグランド会場図、放送原稿まで次々と準備が進んでいます。
 ただ、夏休み中後半の、団リーダーによる応援練習ができず、計画が大幅に遅れた部分も出てきました。

 これらを踏まえて、令和3年度「堀川中学校第75回運動会」について、延期または中止に向けて先生方で十分に協議しました。
 その結果、この先延期して開催する事は難しいと判断し、大変残念ではありますが、今年の運動会を「中止する」ことに決定しました。

 大きな理由としては、
1 どこまで延期すれば「ステージ3」が取り下げられ開催が可能となるのか現時点では見通しが立たないこと。
 
2 「ステージ3」の中、団別練習はグラウンドのテント、体育館、格技室で密になり感染拡大につながる恐れがあること。

3 2学期には行事が集中し、延期が難しいこと。
   
 9月・・・生徒会役員選挙、新人大会、3年修学旅行、中間評価
 10月以降・・・ 1年校外学習、2年校外学習、小中連携あいさつ運動 サンキュウ堀川、合唱コンクール、文化活動発表会、県中学駅伝 県選抜大会、中教研学力調査、期末考査の予定が入っています

 以上の理由から、中止はやむを得ないと判断しました。 

 「運動会」は、学校行事の中でも大きな行事の1つです。各団ごとに1年から3年までが1つに結集して、優勝目指して共に競い合い、高め合い、そして最後はお互いに頑張った相手をたたえ合える素晴らしい行事です。

 その大切な行事を中止することで、夏休み前から進めてきた「準備」や「計画」「話し合い」が、すべて無駄になってしまう気がしますが、そうではありません。

 計画や準備の経験も、その人の成長に大きくつながっているはずです。いろいろな行事は、その行事当日だけで成長するのではありません。それまでの準備や計画、練習などのすべての努力が、その人の成長に大きく関わってくるはずです。
 今まで、準備に関わってくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。実現には至りませんでしたが、何らかの形でその努力は皆さんの成長につながっています。
これから先、いろいろな場面で身に付けたその力を、発揮していただきたいと思っています。 

 学校全体としての運動会は中止としますが、計画されていた学年種目などの競技やリレーなどは、コロナが収まってきた頃、学年団別スポーツ大会として実施してみるのも1つの方法として考えられます。
 ぜひ皆さんのアイデアで、運動会の代替となる取組を考えて、学年毎に実施してみるのもよいのではないでしょうか?  


 いつも、指示をまって行動するのではなく、生徒自ら計画し、実践していく力も身に付けていただきたいと思っています。  

 最後に、嬉しい出来事を皆さんに紹介して、終わりにします。
 8月22日に地域の方から校長先生宛に1通のお手紙が届きました。
 用紙6枚にわたって、とても大きな文字で1文字1文字丁寧に書き上げてあるお手紙でビックリしました。
 では内容を紹介します。 (内容は、ご本人の了承を得ていないため、省略します。)

 【概要】
 目が不自由な生活をしていますが、道に迷っていると中学生の3名が自宅の玄関まで送り届けてくれました。大変ありがとうございました。

 人に親切にする事が当たり前かのようにサラッとやってのける、見返りを求めず、困っている人のために「本気」で頑張れる
これぞ「堀川プライド」そのものではないでしょうか。
今回は、お礼の手紙が届き分かりましたが、まだまだ隠れた「堀川プライド」が、校区の至る所にあふれているのではないでしょうか?
「地域を愛し、地域に貢献できる」堀中生がたくさん増えてきてくれる事を期待しています。 

 では、皆さん、2学期も「本気」で「挑戦」し、自分をレベルアップしていきましょう。 

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