学校日記

2月10日(月) 「知った」ことで広がった優しさ(教頭の独り言)

公開日
2025/02/10
更新日
2025/02/10

その他

放課後、一本の電話が...。「はい、新庄中学校です。」

「地域の者なのですが...。」この後に続く言葉に息をのみながら耳を傾けます。


「車が雪にはまってしまって困っていたら、中学生が車を押してくれて本当に助かりました。」

「新庄中学校の生徒は、本当に良いお子さん達ですね。」

と感謝の言葉を伝えられました。

実は、先週から何本かこのような嬉しい電話をいただいています。

最初に連絡をいただいた日のお昼の放送で生徒達に地域の方から感謝のお電話をいただいたことを伝えました。

すると、次の日からそのような連絡が何本も来るのです。

きっと生徒達は、「車を助けたい」、「誰かの役に立ちたい」という思いはあっても、どう対応して良いかが分からなかったのではないかと思うのです。

でも、声を掛けていいのだと「知った」ことで、自分の思いに自信をもって心のままに行動してくれたのだと思います。

知らない人と話してはいけないなんて、そんな世の中になってしまっている部分もありますが、この生徒達ならきっと温かな心でつながる新庄地区にしてくれるのではないかなって思ってしまいました。

きっとご家族や地域の方が育んでこられた温かな素養が、ちょっとしたことを「知った」ことで開花したのだと思います。本当に素直に様々な出来事に耳を傾けてくれる新中生です。


今日の電話も嬉しくて、祝日開けの水曜に生徒達に伝えるのが楽しみでなりません。

この休みはうずうずして長く感じる休みになりそうです。