6月9日(月)「生成AI利用記」その3
- 公開日
- 2025/06/09
- 更新日
- 2025/06/09
校長室から
リンク:「生成AI利用記」その1
リンク:「生成AI利用記」その2
その1の最後にこのように書いた。
「何度やりなおしを命じても、思いつきのアイデアを投げかけても、嫌がらず即座に対応してくれるのだ。」
このことをデータサイエンティストの安宅和人氏(本県出身!)は「悟り・解脱の境地」と語っていた。
たしかに、あんなふうに思いつきの仕事を投げかけられたうえに次々とやり直しさせられたら、私だったら平静ではいられないだろうなぁ。
生成AIは、莫大なデータを背景にして、文章などを実に素早く作成してくれる。先に挙げた規約など、定型的なものは得意中の得意だ。
しかし、裏を返せば「背景になるデータのないもの」は、どうしようもない。
例えば、体育大会であなたが感じたあのうれしさや悔しさ
例えば、あなたの小学校のときのあの思い出
例えば・・・
きっと「体育大会の感想を書いて」と入力すればそれっぽいものを出力してくれるだろうが、そこには「あなただからこそ感じたこと」「あの体育大会だからこその出来事」はない。
生成AIが誰でも自由に使えるようになった今、むしろ、どんな体験をしたのか、そこで何を感じたのか、何を考えたのか、などの「あなたならでは」の姿勢がより一層大切になっているのだ。
※本当に「体育大会の感想を書いて」と入力してみた。1分もしないうちに、以下の3つのパターンで回答が返ってきた。
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