最新更新日:2024/06/17 | |
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蝉の一生アブラゼミの雌は8月中旬頃に木に産卵をします。産まれた卵は次の年の梅雨あたりにふ化して幼虫になります。幼虫になると土の中に潜り、5年間土の中で過ごします。そして夏を迎えると成長した幼虫が土からはい出し、羽化して成虫になります。みなさんもセミの抜け殻見たことありますよね。つまり成虫になるまで6年もかかるのです。しかし成虫になってからは2〜3週間の短い間に交尾をして子孫を残し、命が尽きます。今、必死に鳴いているのは「雄」で子孫を残すために必死になって雌を呼んでいるのです。セミがまわりに自分の存在を示せる期間はとても短く、儚いですが、自分の一生を精一杯生きています。 ちなみに「アブラゼミ」の名は鳴き声が油で物を揚げたときの音と似ているからという説があります。また、あの小さな体で大きな鳴き声を出せるのは、セミの腹の中に発音膜という鳴き声を出すための器官があり、 そのまくを、発音筋という筋肉でふるわせて音を出し、腹の中の共鳴室という空間で音を大きくしているそうです。 すごいですね。 写真:前庭の桜の木に止まって鳴いているアブラゼミ |
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