最新更新日:2024/07/03
本日:count up151
昨日:157
総数:754794
2024年度が始まりました。どうぞよろしくお願いいたします。

校長室からの独り言3 国際理解、国際平和

画像1 画像1
 子供たちは、ALTに親しげに話しかけ、ALTは片言の日本語を交えながら子供たちと会話をしている。私たち昭和の人間は、外国人が近づいてくるとコミュニュケーションを避ける気持ちから後ずさりする人が多かったが、今の子供たちは、吸い寄せられるように、何の抵抗感もなく本当に楽しげに話している。小学校では、「総合」の時間の国際理解教育に始まり、外国語活動が導入され、現在は5年生と6年生は外国語という教科となり、3年生と4年生は外国語活動として時数が確保されている。
 今の子供たちと、昭和の私たちとは、耳が違うことを感じる。昭和の私たちは、アルファベットの読み書きに始まり、「this is a pen」を読んだ。目から入り、ローマ字で得た知識から文字を読んだからか、発音もぎこちない。聞き取りや発音に苦労した人達は少なくなかったから、極力外国人とは話したくなかった。小学校に外国語活動が導入され、子供たちは聞いて話すを繰り返した。リズムよく、様々な生活場面の会話を、ネイティブな発音を耳に入れ、会話を繰り返すしていく。一文字ずつ目で追って読んでいこうとする昭和の子供とは、全く異なる学び方で、使えるコミュニュケーションツールとして身に付けていっていることを強く感じます。人種・国籍・文化・言語の違いを認め合い、尊重する国際理解「多文化共生社会」は、国際平和の第一歩なのです。少なくとも、外国の人を見ると一歩下がってしまうおじさんと、一歩前に出てコミュニケーションしようとする子供達とは、国際理解、国際平和を身近にしているという点では、一歩も二歩も離されているように感じます。子供たちの姿は、平和な国際社会の新しい夜明けへと導いてくれるだろうと・・。

校長室からの独り言2 「学校は楽しい?」

画像1 画像1
 入学式で、保護者の方々に二つのお願いをしました。一つは、学校から帰ったら、かけがえのない命を大切にした子供たちを抱きしめてやってほしいということ。これは、自他の命を大切にできる子供になることを願ってのことです。もう一つは、「学校楽しかった?」ではなく、「どんな勉強をした?」と、帰宅後聞いてやってほしいとお願いしました。学校は集団で生活する場です。思い通りにならないこともや嫌な経験も必ず存在します。それらすべてを良い勉強にするためです。
 いつの頃からか、学校は楽しいところ伝説がスタートしました。確かに、学ぶ楽しさや仲間と物事を成し遂げる楽しさ、仲間と時間を共有する楽しさ等々たくさんの楽しさがあります。しかし、仲間と学んだり遊んだり、生活を共にする中での結果として楽しい時間となるのであって、アミューズメントパークのように楽しい時間を目的とする施設とは異なります。入学当初、新鮮感も手伝い子供たちは目をキラキラさせて、「楽しかった!」と。しかし、一年、二年と時が経つうちに、なかなか楽しさを感じられない学習も出てくるだろうし、粘り強く頑張らなくてはならないこともでてきます。仲間との関係や付き合い方に悩む時もあります。そんなたくさんの勉強をしている時期なのに、単に楽しかったか否かという価値観だけで見てしまうと、たくさん悩んだり踏ん張ったりしている学びの過程を否定することになります。OECDの調査結果に、答えのない問題を子供たちに提示する割合が、日本の教育は欧米に比べて三分の一ぐらいだと出ています。答えがない、分からないということ、模索することは、素敵なことです。その過程に生きている実感、成長の喜びという楽しさがあることを教えてやりたいものです。

校長室からの独り言1 永遠の課題“あいさつ”

画像1 画像1
 「あいさつをしっかりする子供たちです」と学校の子供たちの様子を語るのに、あいさつ代わりに使われる言葉です。“あいさつ”は、その人の印象を決める大切な要因となります。さわやかなあいさつをする人は、好印象をもたれることも多いでしょう。また、元気なあいさつを聞くとさわやかな気持ちになり周囲も明るくなります。昔は、朝家を出るとき、「しっかりあいさつしられ!」というのも定番で、“あいさつ”は、社会生活の基盤であり、人との関わりコミュニュケーションの初歩であり、大事なマナーとしてしつけられました。学校や地域でも、“あいさつ”の大切さを認識し、繰り返し繰り返し指導したり、背中で教育したり、あいさつ運動等の様々なテコ入れがなされながら、維持されている“あいさつ”文化です。
 しかし、どの地域の学校に赴任しても、同じ学校でありながら「あいさつをよくする子供たちです」という言葉と「ひとつもあいさつしない子供たちだ」という相反する意見を聞きます。教職員に子供たちのあいさつについて尋ねても、あいさつ○とあいさつ×が同数出てきます。子供たちといろいろなところですれ違うと、大きな声であいさつする子供、目を合わせて会釈する子供、すれ違いざまに小さく手を振る子供、うつむきぼそっと口を動かす子供、声が出せなくてバツが悪そうにする子供がいます。コミュニュケーションとして、しっかりと相手に伝わっている“あいさつ”かどうかといわれると半分は×です。あいさつという心のつながりをもとうとする子供の姿としては、大方○です。「あいさつ、伝わっている?」と聞く人はいません。伝わらないあいさつは、コミュニュケーションツールとしての体はなさないと言われればそれまでですが・・・。様々な人達とのつながりや関わりを感じている子供たの心の声は聞き入れてやりたいと。
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
学校行事
5/18 耳鼻科健診(3・6年)
委員会活動
5/19 幼保小連携委地域連絡会
5/20 眼科検診(1・4年)
富山市立大沢野小学校
〒939-2254
富山県富山市高内144
TEL:076-467-2288
FAX:076-467-2289