最新更新日:2024/06/27
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2024年度が始まりました。どうぞよろしくお願いいたします。

校長室からの独り言18  コロナ後遺症??

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 先日、教育誌を見ていたら、“学びの偽装”という怪しい言葉が目に飛び込んできました。東京大学名誉教授の佐藤 学先生のお話です。黙って真面目に板書をノートに写している。しかし、全く無表情で何も思考してないし、何も学んでいない状態を指すというのです。一見すると「落ち着いている」ようにも見えるが学びから逃走している姿らしい。一昨年、学年始めの臨時休校を経ての学校生活は、コロナに対しての情報も少ないこと、高齢者や基礎疾患のある方が罹患すると重症化しやすく命に関わることなど、不安が不安を呼んで、とにかく前を向いて先生の話を聞く授業。給食も全員前を向いて黙食。清掃も消毒作業等が必要だからと子供たちの手から離し、休み時間も友達と近づくから極力短縮。とにかく罹患しないように罹患しないように、しゃべらない、人と関わらない、除菌にマスク、ソーシャルディスタンス。子供たちの声が聞こえない学校となりました。
 少しずつコロナの情報が入り対応が変わったり、株も変異したりと状況が変化したにもかかわらず、まだまだ7波、8波と桁外れの罹患者の中、用心するなと言われても、すぐに元の生活には戻りません。先の“学びの偽装”も、コロナの後遺症かもしれません。とにかく静かに何かをしたふりだけしていればいい、活力のないコロナ禍の生活の中で、冬眠生活が始まったのかもしれません。教室での話し合いやグループでの議論、校外学習や様々な外部講師との体験学習、形は少しずつ戻ってきているものの、まだまだ冬眠から覚めない自ら学ぼうという姿が少ないのが現状です。中学校では、マスクを外せない子供が多いそうです。コロナの後遺症、なかなか治らないかもしれません。
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