最新更新日:2024/09/20 | |
本日:2
昨日:82 総数:766473 |
校長室からの独り言5 主体的に学ぶ文化かつて田舎の子供たちは、自然の中での数多くの体験がどんな勉強よりも貴重であると、受験戦争で塾へ通う都会の子供たちと差別化していたものです。しかし、自然体験や外遊び等は、いつからか都会の子供たちの体験教室となり、普段は田舎の子供たちも都会の子供たちと同じような生活となっています。そんな時代だから、自然豊かな環境をありがたいと思って、最大限に環境を生かす人達による文化が必要なのです。利根川進さんは、大沢野小学校時代を振り返り、とにかくよく遊んだと新聞の取材で答えています。小川や田んぼで思いっきり遊んだことが、思い返すと様々な学びの基礎となったと。本校の子供たちは、池や用水での生き物、蛙やタニシ、様々な虫や魚も友達です。時間構わず、たくさんの子供たちがそれぞれの興味と関心を自然の中から見つけています。教科書だけでは学べないたくさんのことを、自然に囲まれた地域の中で遊ぶ背中は主体的に学ぶ姿があり、ノーベル賞に向かっているのかもしれません。 校長室からの独り言4 黙働清掃コロナ禍、苦肉の策として導入された面もあり、にわかに定着していった本校の黙動清掃ですが、子供たちはその中に意味を見つけていっているようです。昨年度、美化委員会が黙働清掃定着に向けて校内各所にポスターを掲示したようです。その中の一つに「何で掃除の時に静かにするのかって?心をきれいにするためさ」と記されたポスターが廊下に貼られていました。委員会の子供たちが掲示したもののようです。考え込んでいる人も簡単に描かれた素朴なポスターですが、その奥深い言葉とさらっと描かれた人物のギャップに、また心惹かれます。さらっと描かれたポスターを見ていると、小難しく意義を考える先に、「やってみたら気持ちいいよ」と言われているように感じます。一生懸命に、黙々と掃除をしていて気持ちよく感じている子供たちの、そんな“きれいな心”を大切にしたいものです。与えられたことの中に楽しみやよさ、面白さを見つけていく子供たちは天才である。ただ、言われて黙って掃除しているのではないようです。 |
|