最新更新日:2024/06/14 | |
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校長室からの独り言20 「役立ち」感の心地よさ!学校社会での高学年という意識は、まさに「役立ち」感なのです。行事の運営や委員会活動、下級生のお世話等々、よりよい学校生活づくりの一翼を担います。学校での重要な戦力であることを感じたとき、高学年としての自覚も生まれます。高学年になると、できる自分を目指し、いろいろ役立とうとします。その行動が人の役に立ち、感謝される。役立つことの心地よさが、より高学年としての役立つ自分を自覚させてくれるのです。「役立ち」感は、生きている実感となり、日々のくらしの張り合いとなるのです。委員会の引き継ぎ式、卒業を祝う会を終え、6年生の子供たちは、「役立ち」の任務をひとつ終え、労をねぎらわれる立場となりました。「役立ち」の大変さと心地よさを後輩達に伝え、よりよい学校生活づくりへの思いを後輩達につなぐ役割を果たした満足そうな「役立ち」の表情で・・・。“卒業生” と呼ばれ旅立っていきます。 校長室からの独り言19 姿を変える!様々な食文化は、その土地の気候や風土の中で、生きる知恵として進化を遂げてきています。特に、長く雪に閉ざされた生活を送る北国には、様々な保存食があります。本田宗一郎が「発明はすべて、苦しまぎれの智恵だ」という言い方をしているように、漬物や干物、甘露煮や塩辛等々、生きるために必要不可欠な産物だったのかもしれません。そして、その知恵の積み重ねが食生活の可能性を広げ、現代のくらしを豊かにしています。フードロスも限りなく多い飽食の時代に生きる子供たちは、先人の知恵を追体験していく中で、食に対する意識をどのように見つめていくのでしょう。“いただきます”という日本人の食文化はたくさんの日本人の心を教えてくれるのかもしれません。 校長室からの独り言18 コロナ後遺症??少しずつコロナの情報が入り対応が変わったり、株も変異したりと状況が変化したにもかかわらず、まだまだ7波、8波と桁外れの罹患者の中、用心するなと言われても、すぐに元の生活には戻りません。先の“学びの偽装”も、コロナの後遺症かもしれません。とにかく静かに何かをしたふりだけしていればいい、活力のないコロナ禍の生活の中で、冬眠生活が始まったのかもしれません。教室での話し合いやグループでの議論、校外学習や様々な外部講師との体験学習、形は少しずつ戻ってきているものの、まだまだ冬眠から覚めない自ら学ぼうという姿が少ないのが現状です。中学校では、マスクを外せない子供が多いそうです。コロナの後遺症、なかなか治らないかもしれません。 校長室からの独り言17 周年記念「大沢野小の軌跡」を調べて伝えよう!としている5年生は、卒業アルバムや活動記録写真、100周年記念誌『沢小物語』等を用い、今の自分たちのくらしと比較した“不思議”を足がかりとして学習を進めています。家族や地域の人達からも情報を集めています。校舎の変遷、体育の服の変遷、給食の変遷、学習活動の変遷、児童会活動の変遷等々、様々な軌跡をたどりながら、大沢野小学校とはどのような学校なのか、どのような思いで地域の人達が支えてくれているのかをはっきりさせていきます。「オラが町の大事な学校」としてたくさんの人に支えられている大沢野小学校。周年記念は、そんな地域の人達の思いを再認識していく大切な節目なのかもしれません。人の思いを感じることが、学校や地域に対する肯定感を高める大切なきっかけとなることを確信しています。 校長室からの独り言16 2023年のスタート“夢に向かって前進!!”働き方改革が叫ばれる昨今、勤務時間に目がいきがちですが、元々は、効率的な仕事、生産性を上げるための働き方の改革です。そのために、ワークライフバランスの実現は不可欠です。このワークライフバランスの実現は、生産性を高めると共に、子供たちの前に立つ大人としての深みをつくり出します。教職員が、人として、働く大人として、“憧れられる人”になること、それは、子供たちが、「大人になりたいなぁ」「人の役に立ちたいなぁ」「早く働いてみたいなぁ」と感じる素地になると考えています。なりたい職業のランキングはかなり下がった仕事ですが、未来をつくる子供たちの礎になるために、私たちが率先して、“未来に向かって夢を語ろう!!”と思っています。そして学校が、子供たちにとって素敵な人との出会いの場所となること、教職員にとって働きがいのある職場となりますように。今年もよろしくお願いします。 校長室からの独り言15 川除選手に・・・小学校時代から、真摯に走ることと向き合っている姿が文集から伝わったことはいうまでもありません。何よりも驚いたのが、クラスのページの中に、何でもベスト3というコーナーがあり、オリンピックに出そうな人ベスト3に、川除さんをクラスのみんなが選んでいることでした。自身との戦いに真摯に向かうひたむきな姿をクラスのみんなが認めていたことが伝わってきます。みんなの期待を力としていく川除選手の素直な人間性が、世界をつかむ原動力になったのだと感じました。今期もワールドカップで世界での転戦、大沢野小学校の子供たちの憧れのまなざしも、必ず力としてくれることを期待しています。 校長室からの独り言14 背負うもの、それは・・4年生の宿泊学習の前日、子供HP記者の記事に学校の看板を背負って宿泊学習に行くと書かれていました。一人一人の行動や立ち振る舞いが大沢野小の恥とならないようにしたいという思いだったようです。初めての宿泊ということもあり、担任の指導も、義務や責務という集団行動の指導よりも、楽しかったという経験を大切にしていこうというスタンスだったようで、“学校の看板を背負う”という記事には驚いたようです。子供たちは、学校の外に出たとき学校の名前を背負い、家の外に出たとき家の名前を背負っているのかもしれません。それは、押しつぶされる重圧ではなく、いつもよりちょっと背伸びをしている大人の自分を楽しんでいるのかもしれません。リラックスできる居場所があるから、ちょっとおしゃれをして、余所行きの服を着て背筋を伸ばして出かけることも楽しくなります。そして、ちょっと余所行きの顔の自分は、ちょっと大人びている未来の自分をつくっていくに違いありません。 校長室からの独り言13 校歌は成長の証学校には、入学した子供たちに、高学年が校歌を教える文化があります。この文化に異を唱える人はあまり聞きません。4月当初、1年生の教室から毎朝のように、校歌が聞こえてきます。こんな学校生活を送りたいという願いを感じるし、小学生になったという自己の成長を喜んでいるようにも聞こえます。卒業を控えた6年生の子供たちは、始業式や終業式の節目に、「もう○回の校歌になった」と感慨深げに語ります。また、校歌は、成長を語るように、小学校の校歌は明るく弾むような曲調なのに対して、中学校、高校へと落ち着いた曲調で大人の趣を感じさせてくれます。校歌は、個々の成長を見守ってくれると共に、成長の証となっているのかもしれません。 校長室からの独り言12 すごいぜ!大沢野6年生が、総合的な学習の時間に、「集まれ!風の子の森」と、様々な思いをもち活動を進めています。活動内容については、子供HP記者や6年生で紹介されている通りです。敷地内にある「風の子の森」での活動は、大きな“沢”の大地である大沢野の豊かな「水」資源という自然と対峙してきた歴史をなぞっているようです。水と共に生きる、水を生かす、水を楽しむ、「水」を核として集まる生き物や人から大沢野を学び、大沢野を感じているようです。また、4年生の「MSO(見てみて、すごいぜ!大沢野)」で子供たちが立ち止まった八木山の滝、殿様清水、灌漑の歴史等々も「水」を核とした、まさに大沢野の「水」を核とした地域題材なのです。風土が子供たちを育てます。風土がつくった文化が人を育てます。大沢野の「水」はこの地に育つ子供たちの大切な産湯なのでしょう。 校長室からの独り言11 ほくほくの満足顔今年度の宿泊学習は、どの学年も極めて天候に恵まれ終えることができました。まさに北陸の曇天で、熱中症の心配も少ない有り難い気候となり、ほぼ予定したメニューを行えました。6年生にとっては、小学校生活最初で最後の宿泊、5年生と4年生にとっても初めての宿泊ということで、不思議な光景がいっぱいでした。コロナ禍、外風呂の経験が少なくなったこともあり、今まで以上に風呂場は珍百景だったようです。ロッカーやカゴに服を入れないのはあたりまえ。浴槽まで転々と脱ぎ捨てられていく衣服。靴下を履いての入浴。入浴後、体を拭かないで脱衣所に行くのはあたりまえ、石けんをつけたまま体を拭いたり、近くにあるタオルをマイタオルにしたり・・・。「地獄絵のようだった・・・」と、引率教員。それとは裏腹に、 “みんなで” ということがこんなに楽しいのかと思うくらい、子供たちはほくほくの満足顔で風呂を後にしていったようです。 |
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