最新更新日:2024/06/07
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2024年度が始まりました。どうぞよろしくお願いいたします。

校長室からの独り言20  「役立ち」感の心地よさ!

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 低学年の担任をしていると、学級に「おしゃま」な子供が数人います。大人びたというか、おませな子供たちが、先生顔負けにいろんなことを進めていってくれるのです。女の子は成長が早いので、男の子達はタジタジということも多々あります。身の回りの整頓ができなかったり、集団行動の遅い子供に、母親のように整わない生活を注意し、甲斐性(かいしょ)よく代わりに整えてくれます。マイペースな男の子達にとっては、ありがた迷惑な話なのでしょうが・・・。かつての日本では、子供も家族の重要な戦力で、弟や妹の面倒を見たり、家事を手伝ったり、家族を助ける「役に立ち」の機会が多く存在しました。
 学校社会での高学年という意識は、まさに「役立ち」感なのです。行事の運営や委員会活動、下級生のお世話等々、よりよい学校生活づくりの一翼を担います。学校での重要な戦力であることを感じたとき、高学年としての自覚も生まれます。高学年になると、できる自分を目指し、いろいろ役立とうとします。その行動が人の役に立ち、感謝される。役立つことの心地よさが、より高学年としての役立つ自分を自覚させてくれるのです。「役立ち」感は、生きている実感となり、日々のくらしの張り合いとなるのです。委員会の引き継ぎ式、卒業を祝う会を終え、6年生の子供たちは、「役立ち」の任務をひとつ終え、労をねぎらわれる立場となりました。「役立ち」の大変さと心地よさを後輩達に伝え、よりよい学校生活づくりへの思いを後輩達につなぐ役割を果たした満足そうな「役立ち」の表情で・・・。“卒業生” と呼ばれ旅立っていきます。
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