最新更新日:2024/05/31
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2024年度が始まりました。どうぞよろしくお願いいたします。

校長室からの独り言24  “夢を・・”

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 戦後復興から、日本社会は大きな経済成長の波となった高度成長期。きらきらしていた高度成長期の中で一際輝く、空前のスーパーカーブーム。ランボルギーニ・カウンタックの跳ね上がる躍動感あるガルウイングドア、車体内部に格納されているリトラクタブル・ヘッドライト、憧れない少年はいなかっただろう。そんなスーパーカーに負けないスタイリッシュな車が、日本車にも数多く登場した。愛と風のように・・ケンメリと言われたスカイライン、初代セリカ、外車に負けない日本車。日本という国って、国土は小さいけど、すごい!と憧れ、日本の技術発展、経済発展を肌で感じていた少年期の私には、輝かしい夢のような世界が大人の中にありました。いつかは、クラウン。そうはならなかったが、少しでもいい車に乗ってみたかったし、そのためにしっかり働くという、仕事へのモチベーションが築かれたのかもしれません。
 昨年の始業式から、子供たちには“憧れられる人”になろうと呼びかけ、教職員にも子供たちが憧れる大人になろうと投げかけています。今の私たち大人は、キラキラした姿を子供たちに見せているだろうか。高度成長期の大人たちのように、大きな背中を子供たちに見せているだろうか。No.1の時代ではないのかもしれない。しかし、オンリー1として、夢を見続けられる大人として。憧れられる背中には、大きな夢を描いておきたいものである。そして、やらない、やれない言い訳を探す大人ではなく、やれる方法を探れる実行力で示せる大人になりたいと思い、ひとつ、自分に欲を出してみようかと・・・。

校長室からの独り言23  速いリズムが通り過ぎる時代!

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 コロナ禍を境に、一人一台端末が導入され、今では、ほとんどの学校で毎日のように端末を活用した学習が進められています。本校でも、下学年が端末を持ち歩き、意気揚々と学校探検やHP記者の取材活動を行っています。私たちが教員になった三十数年前、校外学習(社会見学)に使い捨てカメラをグループごとに持たせての、まとめの新聞や掲示物つくりは画期的でした。写真画像が残ることで、伝えたいことが子供たちの中で明確化になると共に、見る人に伝わりやすいまとめが作れるようになったものです。
 今の子供たちは、一台端末のカメラで必要な写真を撮り、自分が撮れなかったシーンは、仲間とクラウド上で共有し、それでも足りなければインターネットを介して必要な写真画像を簡単に手に入れます。そして、プレゼンソフト等を使い、写真の大きさを自由自在に変え、タイトルや本文をレイアウトしていきます。背景や文字色、文字フォントなども、簡単操作でつくりかえ見やすくしていきます。消しゴムや修正液で丁寧に消していた時代とは異なり、ディレートキーで一発消去。本当に子供たちは考えているのかと思うほど、素早く打ち込み、素早く再構成していきます。口をあんぐりして見入りながら、温もりは・・とか、無駄の中に・・とか、人の心だよ・・とか、走馬灯のように流れているはずの言葉さえも、子供たちのキーを打つスピードに追い越されていきます。速いリズムが通り過ぎる時代、子供たちには“子供の時間”にはしっかり立ち止ま欲しいものだと・・・。
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