最新更新日:2024/05/31
本日:count up65
昨日:127
総数:749909
2024年度が始まりました。どうぞよろしくお願いいたします。

校長室からの独り言44   よい子、悪い子、普通の子!!

画像1 画像1
 1980年代、『欽ドン!よい子、悪い子、普通の子』というバラエティ番組があった。よい子、悪い子、普通の子の生活場面の違いをフィクション・ノンフィクション入り混ぜた視聴者の投稿でコントができるのです。特に“悪い子”は、ありそうで憎めなかったり、無駄に尖っていてコミカルに見えたり、個性的でほのぼのしてきます。今、核家族化し子供たちは一心に親の寵愛を受けていることもあり、親にとって “よい子”である子供が多くなっています。かつての様々な偉人伝の中の少年少女達のように、質問攻めで親たちを困らせたり、大人の理屈に簡単に納得しなかったり、様々なくらしの場面で、「ねえ、どうして・・?」「何で・・?」と尋ねる子供たちも、親の困っている顔を見ると引き下がっていきます。
 世界で名をはせた偉人たちは、ある種独りよがりで“悪い子”も多かったようです。納得するまで妥協しない探究心に満ちた少年少女時代は、大人にとって決して都合が“よい子”ではなかったはずです。大人にとって都合が“悪い子”は、大人にとって都合が“よい子”以上にたくさんの経験をし、たくさんの物事を感じていきます。新学習指導要領の探求的な学習、協働的な学びは、「不思議だなぁ、どうしてそうなったのか」という、問題提起から始まります。「おや不思議だな?変わったなぁ」と思ったことを自分の目で確かめ解決していこうとする、飽くなき探求する心や批判的なものの見方等、子供たちの中に存在するそんな芽を大切に大切にしていくために、先生や親にとって都合が“よい子”にしないことも大切なのかと・・。

校長室からの独り言43    大人への道を!

画像1 画像1
 74名の子供たちが巣立ちます。小学校という一番長い期間所属する学校を卒業します。入学した頃の甲高い声が、大人びた低い声に変わる子供もいます。体の成長と共に、心も大きく大きく成長し卒業します。入学した頃は、お父さんやお母さんが一番から、先生が一番、そして友達が一番となってきます。入学した頃はお母さんの手を離さなかった子供が、友達と手を携え卒業していきます。
 他の校種は座学が多いのに比べて、小学校は活動も多く教科内容も、知識以上に考え方や学び方を含めた感覚的な理解も含まれるので、一概に知識が多くてもそれだけでは太刀打ちできません。しかし、不思議だなぁという学びのスタートとなる大切な芽を小学校のうちに絶対に摘み取ってはならないのです。今年度の卒業生は、総合の学習や委員会活動の場で、たくさんのイベントを考えてきました。実現できたものもあれば、実現できなかったものもあります。しかし、こんな働きかけをしたら、学校生活がよりよくなるだろうかとか、こんな働きかけをしたら、家族や地域が仲良くなるだろうかと、学校や地域社会のことをたくさん考え、いろいろ思いを巡らせました。この経験は、地域社会への参画意識となって開花するのではと思っています。また、自分の周りに存在するたくさんの人を意識し、たくさんの人に見守られ育ってきた自身の幸せを感じ、肯定感を高め、様々な事にチャレンジできる大人への道を歩んでいってくれると信じています。
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
学校行事
4/4 着任式 始業式
4/5 入学式
富山市立大沢野小学校
〒939-2254
富山県富山市高内144
TEL:076-467-2288
FAX:076-467-2289