人権とは、一人一人が大切にされ幸せになる権利です。そのために、まず大切なことは、「思いやりの心」をもつということです。
花を育てるためには、水をあげたり肥料をあげたり・・・愛情が大切です。「人権の花運動」とは、花を育てることを通して、みんなが「思いやりの心」をもち、花の種が増えていくように「思いやりの心」をまわりに広めていこうという願いがこめられています。
この「思いやりの心」は、SDGs3と関連しています。思いやりの心を持つ人は、心が健康です。また、SDGs10とも関連しています。「思いやりの心」は、いじめや差別を許さない心です。この「思いやりの心」は、SDGsの一つとして、今、世界中が目標としている心です。
「己の欲せざるところは人に施すなかれ」
この言葉は、『論語』に登場する孔子が弟子に語った言葉です。
ある時、弟子が、
「生涯において、守るべきことを一言で表すと何でしょうか?」と質問したことに対して、
「恕=じょ=思いやり」と答え、続けて上記の言葉を述べています。
「 己の欲せざるところは人に施すなかれ」とは、自分がして欲しくないと思う言動は、他人にとっても同じなのだから、他人にすべきではないということです。