校長室からの独り言12 すごいぜ!大沢野
- 公開日
- 2022/11/04
- 更新日
- 2022/11/04
風の子情報社 校長室からの独り言支局
生活科や図工の教科書に、身近な材料という言葉や地域題材という言葉があります。例えば、富山県の学校では、雪は大きな身近な材料であり、雪遊びや雪の中での造形遊びは、様々な感覚を呼び起こす材料となります。本校には、広葉樹も多く木の実や葉は、季節の移ろい等いろいろなことを教えてくれます。また、そこに生息する虫や鳥たちの季節の移ろいは、子供たちの興味をそそります。敷地内にある、川の水をそのまま引き込んだ池や川も、川の水量や季節によって異なった表情を見せてくれます。
6年生が、総合的な学習の時間に、「集まれ!風の子の森」と、様々な思いをもち活動を進めています。活動内容については、子供HP記者や6年生で紹介されている通りです。敷地内にある「風の子の森」での活動は、大きな“沢”の大地である大沢野の豊かな「水」資源という自然と対峙してきた歴史をなぞっているようです。水と共に生きる、水を生かす、水を楽しむ、「水」を核として集まる生き物や人から大沢野を学び、大沢野を感じているようです。また、4年生の「MSO(見てみて、すごいぜ!大沢野)」で子供たちが立ち止まった八木山の滝、殿様清水、灌漑の歴史等々も「水」を核とした、まさに大沢野の「水」を核とした地域題材なのです。風土が子供たちを育てます。風土がつくった文化が人を育てます。大沢野の「水」はこの地に育つ子供たちの大切な産湯なのでしょう。