校長室からの独り言14 背負うもの、それは・・
- 公開日
- 2022/12/05
- 更新日
- 2022/12/05
風の子情報社 校長室からの独り言支局
FIFAクラブワールドカップは、普段から共にチームとして連携を深め技術を高め合った仲間との阿吽の呼吸が、個々の技術を何倍にも引き出すチームワークが楽しみです。一方、ナショナルチームによるFIFAワールドカップは、国の文化や歴史を感じる戦術やスタイルの特徴が魅力です。そして、国を背負い戦う選手達に胸熱くなります。
4年生の宿泊学習の前日、子供HP記者の記事に学校の看板を背負って宿泊学習に行くと書かれていました。一人一人の行動や立ち振る舞いが大沢野小の恥とならないようにしたいという思いだったようです。初めての宿泊ということもあり、担任の指導も、義務や責務という集団行動の指導よりも、楽しかったという経験を大切にしていこうというスタンスだったようで、“学校の看板を背負う”という記事には驚いたようです。子供たちは、学校の外に出たとき学校の名前を背負い、家の外に出たとき家の名前を背負っているのかもしれません。それは、押しつぶされる重圧ではなく、いつもよりちょっと背伸びをしている大人の自分を楽しんでいるのかもしれません。リラックスできる居場所があるから、ちょっとおしゃれをして、余所行きの服を着て背筋を伸ばして出かけることも楽しくなります。そして、ちょっと余所行きの顔の自分は、ちょっと大人びている未来の自分をつくっていくに違いありません。