校長室からの独り言24 “夢を・・”
- 公開日
- 2023/05/25
- 更新日
- 2023/05/25
風の子情報社 校長室からの独り言支局
戦後復興から、日本社会は大きな経済成長の波となった高度成長期。きらきらしていた高度成長期の中で一際輝く、空前のスーパーカーブーム。ランボルギーニ・カウンタックの跳ね上がる躍動感あるガルウイングドア、車体内部に格納されているリトラクタブル・ヘッドライト、憧れない少年はいなかっただろう。そんなスーパーカーに負けないスタイリッシュな車が、日本車にも数多く登場した。愛と風のように・・ケンメリと言われたスカイライン、初代セリカ、外車に負けない日本車。日本という国って、国土は小さいけど、すごい!と憧れ、日本の技術発展、経済発展を肌で感じていた少年期の私には、輝かしい夢のような世界が大人の中にありました。いつかは、クラウン。そうはならなかったが、少しでもいい車に乗ってみたかったし、そのためにしっかり働くという、仕事へのモチベーションが築かれたのかもしれません。
昨年の始業式から、子供たちには“憧れられる人”になろうと呼びかけ、教職員にも子供たちが憧れる大人になろうと投げかけています。今の私たち大人は、キラキラした姿を子供たちに見せているだろうか。高度成長期の大人たちのように、大きな背中を子供たちに見せているだろうか。No.1の時代ではないのかもしれない。しかし、オンリー1として、夢を見続けられる大人として。憧れられる背中には、大きな夢を描いておきたいものである。そして、やらない、やれない言い訳を探す大人ではなく、やれる方法を探れる実行力で示せる大人になりたいと思い、ひとつ、自分に欲を出してみようかと・・・。