校長室からの独り言32 “夢の道具”は・・・
- 公開日
- 2023/10/06
- 更新日
- 2023/10/06
風の子情報社 校長室からの独り言支局
名古屋大学の杉山直学長が、卒業式に対話型人工知能(AI)「チャットGPT」で作成した祝辞を披露したことが話題になりましたが、科学の進歩とともに、様々な道具が登場し驚かされます。「チャットGPT」のアプリを入れて、様々な条件やエピソードを入れてあいさつを考えるよう指示を出すと、あっという間にあいさつが出来上がります。そのあいさつに異なった要望を入れて修正の指示を出すと、またまた素晴らしい非の打ち所がないあいさつが出来上がります。楽しくて、楽しくて、意味もなくいろいろな条件を入れてあいさつをつくり替えていると、あっという間に半日が過ぎていました。自分で考えた方が早く出来上がっていたかもしれません。しかし、新しい道具は使ってみたくなるし、楽しい。ドラえもんののび太君ではないが、実際には道具として活用できていない次元で、いろいろ滑稽に道具に振り回させることもあります。
最近、本校のALTとの会話は、ドラえもんの「ほんやくコンニャク」を使っています。翻訳アプリですが、ほとんど日本語を話せないALTと何十年英語の授業を受けてきたが全く実にならなかった私が、ストレスなくコミュニュケーションを取れるのには、まさに夢の道具なのです。この夢の道具があると、会話したくなるから不思議です。コミュニュケーションが取れない“異人”さんではなく、“隣人”になれるのだから、素敵です。あったらいいなぁと考えていたドラえもんの夢の道具、“インスタント旅行カメラ”“無人たんさロケット”“インスタントテレビ局”は、すでに巷で使われています。まあ、子供たちがおじいちゃんやおばあちゃんになる頃、2112年には、ドラえもんが誕生するのだから、あたりまえなのかもしれません。