校長室からの独り言32 正しい生活習慣は身を守る
- 公開日
- 2021/09/22
- 更新日
- 2021/09/22
校長室から
教職員が朝の交通安全指導から帰ると、いつも話題となるのが、あいさつのことです。あいさつに元気がない登校班のことや率先してあいさつをするリーダーのことなどです。あいさつは、子供の状態を捉えるバロメーターとして、いろいろ生かされています。元気がないあいさつをする子供の健康状態等を気遣ったり、友達とのあいさつの仕方で人間関係を推し量ったり・・・。人の印象をつくるのもあいさつかもしれません。自分からさわやかにあいさつを投げかけてくる人に対して好印象をもち、その後の関係が円満に続くことも多々あります。そんなことを考えると、あいさつは、社会人としての大切なアイテムに違いありません。
私が担任の頃は、あいさつ運動は、あいさつをしていない学校の象徴だと子供に伝え、あいさつの定着を鼓舞したものです。あいさつ運動をしなくてもいい学校、生活習慣化し、あいさつがあたりまえになるような学校にしようということです。言われなければやれないようでは、生活習慣化しているとは言い難いのです。生活習慣化するには時間がかかります。しかし、小学校で生活習慣化したことは、三つ子の魂・・・です。人生の最後まで、社会生活で自分を守ってくれる強力なアイテムとなるのです。今子供たちが身に付けようとしている、感染症対策という生活習慣も全く同じです。今習慣化することで身を守る大切なアイテムとなります。正しい生活習慣を身に付けることは、子供たちを守ります。あいさつや感染症対策、鉛筆や箸の持ち方、失敗したときに謝ること、人に感謝すること、靴を脱いだらそろえる・・・。社会生活で自分を守る強力なアイテムを今身に付けて、人との関係を良好につくれる幸せな人生を歩ませるために、“今”でしょう。