校内のキャリアコーナーには、昨年度の卒業生の将来の夢、今年度の６年生が学習発表会で語った将来の夢や家族への思いが掲示されています。また、仕事のやりがいやなぜその仕事に就いたかなど、様々な職種の方々に寄稿いただいている掲示物もあります。昨年は、“未来に向かって夢を語る”憧れられる人に！！ということで、本校職員を皮切りに、地域の方々、ＰＴＡ役員の方々から、子供たちへのメッセージや自分の夢を学校だよりに寄稿いただいています。日本の国が元気だった高度経済成長の頃の、金持ちになりたい、手に入れたい憧れのマイホームに始まり、物欲も名誉欲もたっぷりあった日本中が向上心にあふれギラギラしていた時代から、何となく生活が満たされ、“欲”も形を潜めていきました。いつの間にか、夢を語ることも何かこそばゆくなってきたのは、大人だけでしょうか。
　2022（令和4）年がスタートしました。今年は、大人も、子供も、小さくても大きくても、実現できそうでもできなさそうでも、夢を言葉にし、互いに夢の実現を楽しむ生活はどうでしょうか。一人一人が、夢をもつことで、バタフライ効果のようにどんどん連鎖し、たくさんの夢に満ちた、ウキウキ感のある時間が過ごせるのではないでしょうか。「下を向いていたら、虹を見つけられない」と喜劇王チャーリー・チャップリンは言いました。みんなで明日の話をして、これからの話をして、前を向いた気持ちで歩いていきましょう。本校も、2026（令和8）年４月には、水橋が一つとなった新しい義務教育学校として生まれ変わります。この後、開校に向けて一つ一つ準備が整っていきます。水橋の、富山の、日本の、世界の、学校の、職場の、仲間の、子供たちの、家族の、そして自分の、明日の夢を語っていきましょう。今年もよろしくお願いします。