学校日記

校長室からの独り言4 学校で学ばせたいこと

公開日
2020/05/01
更新日
2020/05/01

校長室から

 今日からクールビズ。天気予報では、汗ばむ気候も予想される季節となりました。職員室では、昨日から担任が各家庭に電話をし、子供たちの状況を確認しています。どの担任も、子供たちと会話している声は弾んでいます。「休業が延びて、先生と逢えなくて寂しくない?」と問いかける担任に、素っ気なく答える子供の反応にも、なぜか楽しげです。
 休業期間だからできることに知恵を絞りながらも、やはり学校でしか体験できないことはたくさんあると限界も感じる日々です。近年は、塾や予備校もオンライン化しているところも多く、このような異常事態には、極めて心強いアイテムには違いありません。しかし子供たちは、知識理解という学びだけで成長するわけではありません。学校での先生との関わり、仲間との関わり、下級生や上級生との関わり一つ一つに学びがあります。集団生活は、時として不自由さも併せもちます。しかし、人と関わる中での抵抗感や不自由さは、見方や考え方を広め子供たちを成長させます。例年より短い一年かもしれません。たくさんの深い関わり、学校にしかない学び、そして、人と関わる心地よさをたくさん学ばせたいと思っています。