校長室からの独り言6 新生活様式は、情報発信距離拡大
- 公開日
- 2020/05/26
- 更新日
- 2020/05/26
校長室から
分散登校が始まり、6月1日の学校再開に向けて、子供たちは新生活様式としての学校生活のルールを確認しつつ、長期の休業での生活リズムを改善しているようです。長期休業中、4月当初の進級時に抱いていた高学年としての意識を、ホームページとして発信し、継続した子供たちがいます。
ホームページが学校にとって、保護者や地域の方に発信するツールの役割だけでなく、子供たちが仲間同士に伝えたいことや保護者や地域、そしてもっと広い世界への発信に利用できるツールになればと考えています。自分たちのくらしや仲間の様子、地域の素敵さを発信することを通して、仲間や家族、地域、学校のよさを再確認することでしょう。将来、子供たちは様々な形で世界の国々との関係を深めていきます。他の国や県で生活する人もいるでしょう。そんな時に支えとなり次の頑張りをつくり上げる力は、この時期に基盤を培う「自分って捨てたもんじゃない」という自己肯定感や、家族や地域から愛されていると思える自己存在感ではないでしょうか。この後、高学年だけではなく、他の学年も子供記者としてたくさんの発信をしながら、自分を見つけていきます。新生活様式のソーシャルディスタンスは、情報発信の距離もどんどん拡大することで、たくさんの世界と結びつきを広げ、自己理解を深めていくことでしょう。