学校日記

校長室からの独り言8 “個別最適化”の学び

公開日
2022/08/19
更新日
2022/08/19

風の子情報社 校長室からの独り言支局

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 9月9日、3年ぶりのチャレンジ陸上が開催され、富山市の6年生全員が富山県総合運動公園陸上競技場に集います。以前のような各校代表者によるリレー対決はコロナにより見送られるものの、一人一人が走・跳・投の自己の記録に挑戦し技能を磨き、心身共に成長させます。夏休み初日の学校HPには、6年生の子供たちが自主的に陸上のトレーニングで技を磨いている姿が紹介されていました。そして、そのHP記事には、「今年の6年生の夏休みのテーマは、『自立』です」と。
 指導者に追い込まれ、振り返ってみればそのおかげでということが多かった私たちの時代の競技に対する意識とは異なっているようです。自分自身で追い込む、楽しみながら追い込む、義務感や誇り、プライドというものだけではなく、楽しさを求める現代の若者の追究の仕方は、第2の東京オリンピック世代なのかもしれません。欲のないリラックスした自然体で競技に挑むすがすがしい姿勢は、血と汗と涙の熱血スポ根の私たちには、少し物足りなさを感じないではありませんが、『自立』とは、支配を受けずに自分の力でやっていくことなのかもしれません。夏休み、毎日のようにトレーニングを続けている子供たちもいるようです。それぞれの得意を伸ばしたり、不得意を克服したり、子供たち一人一人が自分の心にスイッチを入れて、それぞれの時間ややり方で高まっていきます。まさに、“個別最適化”の学びの延長線上にチャレンジ陸上記録会があるに違いありません。